健診のご案内
人間ドックで早期発見、早期治療に努めます。
Q1. 血圧が高いと言われたが薬を飲まないといけないのか?
大切な事は本当に血圧は高いのかどうかをまず調べる事です。一回だけでは分かりません。まして、緊張した状態では高くなる事もあります。(例えば白衣高血圧)。これには、家庭で測ってみる事も大切であるし、一日の血圧の変動を測定する事も大切です。
当院では、ホルター血圧計(携帯式で自動的に血圧をモニターする)を用いて日内変動を測定記録しています。
次の問題点は、最初から薬を使うべきか否かです。最高血圧180mmHg以上(最低血圧100以上)の重症ではまず薬で血圧を下げる事も大切ですが、それ以下の軽症高血圧では、食事療法、運動療法が基本になります。(つまり生活環境を変える事です。)
当院では食事療法については栄養士が細かく説明させていただきます。また、運動療法については、健康情報管理システムを用い、実際に運動を体験していただき、あなたに一番適した運動量を処方できます。コンピューターが健康作りのためのガイドデータを出力し、健康評価と運動処方を出力します。
Q2. 健診で心電図異常を指摘された
健康診断では、少しの異常も見逃さないのが基本です。ともすれば、over readingとなり正常範囲も異常とされる事があります。
しかし、これを放置してはいけません。なぜなら、胸部症状(胸の痛みや圧迫感)のないひとの、心臓病の最初の徴候である場合があるからです。これで病気が予防できればLuckyなのです。
系統的に詳しく検査してみましょう。痛みを伴わない検査で、正しい診断が可能です。
安心した生活を送る事も大切であるし、病気を予防することはさらに大切だと考えられます。
Q3. 胸の痛みや圧迫感がある
心臓病以外にも、胸痛や圧迫感を来す場合はたくさんあります。
しかし、これが、狭心症、心筋梗塞、解離性大動脈瘤といった場合、放置することは危険です。できる限り早く病院に行く事をおすすめします。
さて、当院では、心電図、X-P、血液検査、心エコー検査を院内で直ちに行える事はもちろん、冠動脈造影などの詳しい検査から、PTCA(バルーンで冠状動脈を拡げる手術)までを行うことができます。安心してご来院下さい。
Q4. 息切れがする
運動した後、息切れがするのを単に年がとったせいだとかたづけていませんか。じつは、呼吸器や心臓疾患の場合もあるのです。息切れといっても、動作をやめるとすぐ治まるものはほとんど心配ありません。何が原因かを判断し、それに合った治療をする事が大切です。息切れがするというのは自分にしか分からない症状です。病気による息切れの場合は、安静にしていても突然起こったり、なかなか治らないので要注意です。
Q5. 脈がとぶ、動悸がする
「脈がとぶ」「ドキンとする」という症状を自覚する方は誰をも不安にさせます。いわゆる不整脈というものですが、放置して良い場合と危険な場合があります。(正常者にも必ず不整脈は起こっています)危険な不整脈としては、動いたときに多くなる脈の欠滞、脈が遅くて、「フラッとする」「めまいを感じる」などの症状を伴う場合です。 ただし、不整脈は起こっている場合しか分からないので、24時間連続して調べる事や、運動負荷をして調べる事が必要です。90%の場合が心配のいらないものですが、「いつ」「どんなふうに」「どれくらいの長さで」起こるかをよく整理して、診察を受けて下さい。
Q6. 顔や足がむくむ
むくみと肥満は違います。
「体が重い」「感覚が鈍い」といった症状のある方は、まぶたや足首が腫れていないかどうか確かめて下さい。むこうずねの骨の縁をぐっと押してみて下さい。指を離してもくぼんだ跡があればむくみです。腎臓、心臓、静脈等の病気が考えられますので、診察を受けましょう。足首のむくみは心不全のサインです。動悸、息切れがある場合はさらに要注意です。
いずれも心臓病の徴候です。
一度、詳しく調べて安心してみませんか?
詳しくは当院に、お問い合わせ下さい。